ぼく、きゅうきゅうしゃ

みんな、ぼくのこと　みたことある？

ぼくは、みんなのまちのしょうぼうしょやびょういんに　すんでいるよ
ぼくのおしごとは、
けがや　びょうきになったひとを
びょういんに　はこんであげることなんだ

むかーし、むかし
ぼくたち、くるまが　うまれるまえのはなし

そのころは、らくださんや　ばしゃで
けがや　びょうきになったひとを
びょういんに　はこんであげてたんだって

ぼくたちのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんが　うまれると
ぼくたち　くるまが　はこぶようになったんだ

にほんで　いちばんさいしょに
おしごとをはじめたのは　よこはまだよ
おじいちゃんは　あめりか　からきたんだって

いまでは　なかまが　いっぱいいーっぱいふえて、
にほんじゅうで　おしごとしているんだ

ぼくのなかでは、きゅうきゅうきゅうめいしさんが
けがや　びょうきになったひとが
げんきになるように　てあてをしているんだ

けがや　びょうきになったひとが　げんきになるように、
みんな、いっしょうけんめい　はたらいているよ

けがや　びょうきになったひとを　はこぶとき、
いそいでいるのが　わかるように、
あかいひかりを、ぴか！ぴか！ぴか！
ぴーぽー！ぴーぽー！て、おおきなおとをだして　はしるんだ

いそいでいるぼくを　みつけたら、
みちを　ゆずってくれると、うれしいな

ぼくには、みんなのほかにも
なかまが　いーっぱいいるんだ

ぼくをつくったり、なおしてくれる　おにいさん、おねえさん
けがや　びょうきで　こまっているひとを　げんきにしてくれる　おにいさん、おねえさん

まちで　ぼくをみたら、
がんばれ！て　おうえんしてね

みんなの　がんばれ！が、
ぼくたちの　げんきのもとなんだ